なぜUbuntu 11.4を拒絶したか?
単にGUIが変わったから拒絶したのではなく、その変更にメリットが感じられなかったからです。
むしろデメリット、改悪のように感じたので拒絶しました。
1つ目の理由。
各ウィンドウからメニューが消え、ディスクトップにそのメニューが移りました。
大雑把に考えて、OS=ディスクトップ、アプリ=ウィンドウ、という図式があります。
目に見えない内部の構成と目に見える見た目の構成です。
もちろん、それぞれ別のものと理解していますし、必ずしも両者は対応している必要はありません。しかし、対応している方がわかりやすいです。特に初心者はそうです。
その点で、アプリのメニューがディスクトップにあるのは不自然です。
アプリのメニューはウィンドウにあるべきです。
さらに言えば、マウスの移動量が増えています。
メニューがウィンドウにあれば、マウスの移動量は少しで済みますが、
メニューがディスクトップにあれば、マウスの移動量は多くなります。
些細なことと思われるかもしれませんが、それが「ユーザビリティ」と私は考えています。
2つ目の理由。
Swingアプリのメニューはウィンドウにあり、以前のGUIと変わりません。
また、Chromeはタイトルバーが2つあるという、すごくマヌケなGUIになりました。
アプリケーションはXlibやGTK、Javaなど様々なGUIのライブラリにより構築されていますが、せっかく統一されていたユーザの操作性がバラバラになってしまいました。
アプリごとに操作性が変わるなんて最悪です。
GUI、選べないんですかね?