コンサルタントやSIerのいう「オブジェクト指向」とプログラマがいう「オブジェクト指向」

大規模アプリにおける、コンサルタントSIerがいう「オブジェクト指向」と、小規模アプリのプログラマがいう「オブジェクト指向」は少し違うような気がします。


前者は、
システム間の依存関係を少なくしたり、
標準的なインターフェースを採用したり、
様々な「業務」をキレイに「分割」「配置」し、
お互いの役割(ロール)を明確にしたり、
「サービス」を分類したり、
自由にカスタマイズできるようにしたり、
スケーラブルにしたり、
そういうシステム設計などを「オブジェクト指向」といっているようです。


もう一方の後者は、
クラスをどう分けるか、
public/private/protectedをどうするか、
デザインパターンMVCパターンにどう当てはめるか、
継承や抽象化をどうするか、などです。


視点が違うと、同じ「オブジェクト指向」でも意味合いが違うように感じます。
以前はプログラマだけの「オブジェクト指向」だったものが、利用範囲や
意味合いが広がっているためでしょう。


あっ!
そういえば以前の日記に、私なりに「オブジェクト指向」を再定義してみました。
その定義なら、どちらの視点にもあてはまりそうです。
http://d.hatena.ne.jp/a-san/20050402

><