ライフワーク

もう、15年以上前からコツコツ作っているプロジェクトがあります。
ポリゴン・メーカー(Polygon Maker)。
3次元ポリゴンを作成し、描画するためのアプリケーションです。
最初は、8bit時代のBASICかな?
その後、Turbo-PASCAL,MS-C,MFC前期、MFC後期と続きました。
時代とともに言語、プラットフォームが変わり、単純で短いプログラムが徐々に洗練され、汎用的で高度なプログラムに進化してきました。
コレって、自分の好きな3次元グラフィックもあるし、描画、ファイル、操作性など一般アプリに必要なすべての要素も含んでいました。
自分の興味を叶えるためもありますが、それ以外にも様々な技術的問題にチャレンジするのに格好の題材だったのです。

でも、私の主流がJavaに移ったとき、このプロジェクトの移行はあきらめました。
当時は、DirectX,OpenGLに対応していたのですが、Javaにはそれがありません。
Java3Dがありますが、Java3Dにはシーングラフ(世界観の枠組み)が最初から用意されており、それが私のプログラムの構造と合わないので、単純に移植できないのです。根本的に内部構造を変える必要があります。
それに速度的な心配もありました。
また、C++ではできた、Vector/Matrixで演算子オーバーロードJavaでできないのも興味がそがれます。
長い間あきらめていたのですが、久しぶりにソースを眺めてみると、当時の苦労した、若くて未熟なソースを見ていると、もう一度Javaで組んでみたくなりました。
今ならMFCのしがらみから解放され、よりよいプログラムが作れるでしょう。