グラフィック高速描画 SWT vs AWT

考えてみれば、AWTのグラフィック描画も昔は遅かったです。
Java2Dのサンプルがありますよね。
あれ、高品位なグラフィックが軽快に動いているように見えますが、実はウラがあるのです。
実際に動いている画面って、ディスプレイ全体からするとすごく小さいのです。
しかも、最初の画面なんか、ウィンドウの周りにかなり余分な領域を設けていて、
実際に動いているのはほんの小さな窓です。
あれをフルサイズに大きくすると速度は一気に落ちます。
当時は、アレぐらい画面を小さくしないとマトモに動かなかったのです。


当時、私はJavaでリアルタイムゲームができないかと考えていたのですが、
その遅さを見て断念しました。結局、倉庫番など、描画速度が気にならない、
思考型ゲームを作りました。


シューティングゲームSYLBISやJavaスクリーンセーバを作ったのは、
JDK1.4の高速描画APIができてからなのです。